(※本記事は2024年月12月1日にメルマガで発行された内容のものです。最新の情報を受け取りたい方はこちらから)
本日は継続的に収益を生む「サブスクコンテンツ」の考え方を話します。
「収入は増えているのに、忙しさも比例して増えている…」そんなジレンマを抱えている人はいませんか?実は年収700万~1000万円クラスの起業家の多くが、オンラインコンテンツビジネスを拡大させるほど膨大な労働時間とタスクに追われる悩みを抱えていて、僕へ相談にくる80%を占めています。SNS上ではキラキラしているのに、実はその背景でかなり疲弊しているんです。
今日は僕が繰り返し伝えている“サブスクビジネス”という新しい収益モデルの話です。
サブスクビジネスは「コンテンツを単発で売る」のではなく、「毎月コンテンツを利用する権利」を月額で提供する仕組みです。特に、サポート不要の形態を選べば、労働量を大幅に減らしながら安定収益を得ることが可能になります。
なぜサブスクビジネスには質の高いコンテンツが欠かせないのか
サブスクビジネスで成功するために最も重要なのが「継続して利用したい」と思われるコンテンツ設計です。サブスクでは、単発の販売と違って“お試し”で終わらせずに長期的に使ってもらうこと”がゴールになっているからです。
安定収益の源泉は継続率
毎月の継続課金を受け取れるからこそ、時間をかけずに売上を伸ばせるのがサブスクの良いところ。そのためには「次回も楽しみ」「これがあるから続けたい」と思わせるコンテンツであることが必須になります。
単発販売以上に“共感”と“信頼”が重要
また、一度買ってもらうのではなく、長期的なファンになってもらうことが大切です。ユーザーとの関係性構築が長く続くほど、解約率が下がり、安定収益へとつながります。
このあたりは、オンラインサロンを見るとよくわかりますよね。コミュニケーションをとることで継続率を維持することにつながっているわけです。
「サブスクのコンテンツ」と「単発販売コンテンツ」の決定的な違い
2-1.提供サイクル
単発販売:一度コンテンツを購入すれば完了。新商品を出さない限り追加の収益は発生しない
サブスク:毎月アップデートや新商品の販売が期待される。定期的な提供をすることで「待ち遠しい」と期待してもらう仕組みを作る
2-2.ユーザーの求める価値
単発販売:購入する段階で「この商品・サービスが欲しい」という強い意思が必要
サブスク:購入ハードルが低く、気軽に始められる反面、「続ける理由」を常に提供する必要がある
2-3. 運営者の負担
単発販売:商品をローンチするたびに大きな販促活動が必要。サポートも都度発生する
サブスク:コンテンツを毎月提供する仕組みさえ作れば、大々的なローンチや頻繁なサポートはいらない。ただし、継続率を高める施策が必要
継続率を高める「サブスクコンテンツ」設計のポイント
3-1.「分割型」のコンテンツで飽きさせない
一度に大量のコンテンツを提供するとユーザーは消化しきれずに離脱します。なので、たとえば月ごとのように、期間ごとにテーマを設けて少しずつ提供する方法がポイントです。例えば、オンライン講座なら「1か月目は基礎編、2か月目は応用編」という感じで段階的に学べる設計にすると、ユーザーは離脱しないで継続してくれます。
3-2. 「期間限定コンテンツ」で継続のモチベーションを上げる
期間限定の特別動画や音声、PDFを一定期間だけ見られるように設定することもオススメです。「今月中に見ないと損をする」という緊急性が生まれます。ユーザーは解約をためらい、継続率がアップします。これは、Amazon primeやネットフリックスなどが期間限定コンテンツで行っていますよね。
3-3. 「コミュニティ要素」でエンゲージメントを高める
サポートが不要とはいえ、ユーザー同士がつながれる場を用意しておくと継続率はさらに上がります。例えば、会員サイト内の掲示板やSNSグループで情報交換を促せば、運営者が積極的にサポートをしなくてもユーザー間で学びが深まる仕組みができます。オンラインサロンのオフ会などはまさにその最たるですね。
3-4. 「一括作成+自動配信」で運営負担を軽減
忙しい起業家にとって、毎月新しくコンテンツを考えるのは大きな負担です。(それで疲弊します)。なので、先に複数のコンテンツをまとめて作成しておいて、自動化する仕組みをつくっておくと楽に運用できます。サブスクビジネスでは一度作ったコンテンツが長期間にわたって資産として働いてくれます。
忙しい女性起業家でも簡単に実現できる仕組みづくり
4-1. 会員サイトの活用
サブスクビジネスの要となるのが”会員サイト”です。WordPressの有料プラグインや、Kajabi・Teachableなどのプラットフォームを利用することで、簡単に会員制コンテンツを提供できます。ユーザーがログインすると毎月のコンテンツが自動的に閲覧できるよう設定しておくと、運営者側は更新の手間が最低限で済みます。
4-2. 決済システムの導入
決済はクレジットカードやPayPalなどのオンライン決済システムを導入するだけで、自動的に月額課金を継続できます。面倒な入金確認や請求作業が不要なので、労働量を削減できます。
4-3. 事前にFAQを整備
サポートレスを目指すなら、よくある質問をQ&A形式でまとめておくことが大切です。会員サイト内にわかりやすく掲載しておけば、個別対応が大幅に減らせます。また、もし質問がきたら、その質問の回答をQ&Aに掲載しておけば、同じような質問はこないので、仕組みとしてはどんどん楽になっていきます。
サブスクコンテンツ設計で得られる3つのメリット
売上の安定化
解約率が低ければ、毎月のサブスク費用で安定した収益が見込めます。ビジネスの先行きが読みやすくなり、精神的にも余裕が生まれます。もし、資金調達をする場合、事業計画が立てやすいため、資金調達がしやすくなります。
時間と労力の節約
単発商品のように毎回ローンチやサポートを手厚くする必要がないです。自分の時間を新しい企画やプライベートに充てられます。サブスクビジネスをする上でこれが一番の良いところですね。
ファンとの長期的な関係構築
サブスクモデルでは、ユーザーと長期間にわたって接点が持てます。コンテンツの継続利用を通じて、ファンとの信頼関係が深まるのも大きな魅力です。
まとめ
サブスクビジネスは単発商品とは違い、「毎月利用され、楽しみにされるコンテンツ」を提供することが最重要です。多くの起業家が悩む「売上を増やすために働く時間も増える」という問題を解決し、安定した収益とゆとりあるライフスタイルを両立させるためには、継続率を意識したコンテンツの設計がマストです。
ポイント①:分割型や期間限定コンテンツで飽きさせない
ポイント②:コミュニティ要素を活用して“自走”する仕組みを作る
ポイント③:会員サイト+自動決済を導入して運営負担を最小化
これらを実践すれば、労働量を抑えつつ、毎月着実に売上を積み上げるビジネスモデルが実現します。もし「今の働き方が限界かも…」と感じているなら、ぜひサブスクビジネスをはじめてください。
(※本記事は2024年月12月1日にメルマガで発行された内容のものです。最新の情報を受け取りたい方はこちらから)
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