(※本記事は2024年月9月29日にメルマガで発行された内容のものです。最新の情報を受け取りたい方はこちらから)
本日は絶対にターゲットにしてはいけない人について話します。
先日こんな相談をされました。
「●●で仕事をすることは、報酬は正直低いんですけど将来のことを考えたらこれから大きくなる可能性があるので今は我慢して働こうと思っているんです」
こんな相談です。
この●●に入る部分は、社会的意義がある場所でたとえば孤児院みたいな場所ですね。
要約すると、
・社会貢献しながら働きたい
・だから、報酬が少なくても働く
ということ。
ちなみに、この方は事業を立ち上げたばかりで売上もほとんどない状態でバイトをしながら副業をしている、そんな状態の方です。あなただったら彼にどんなアドバイスをするでしょうか?ぜひ一度考えてみてください。
…
…
…
…
考えましたか?OKです。
では僕の考えをお伝えします。
結論から述べると、
”●●で働くことはやめなさい”
です。
実際、そのままの言葉で伝えました。ここには明確な理由があります。
大切にしなければならないこと、それは、
“やりがいとビジネスは分けること”
ということです。
やりがいとは、お金とか労力とか関係なくやりたいことですよね。ビジネスとは、利益を追求することです。これらは一緒にするなということなのです。
前述の通り、彼(以後Kさんと呼びます)は事業を立ち上げで収入が不安定の状態です。そんなKさんがやりがいに没頭したら一体どうなってしまうでしょうか?
そう、お金がないのでやりがいを継続することが不可能になるのです。
なので、どうしてもやりたいことはしっかりと胸の内に秘めておいて、ビジネスでお金を稼ぐことが正しいです。お金を稼ぐことができてはじめて、やりたいことを実現すればいいからです。
孤児院で働くというのがやりたいならお金をもらわずボランティアでいいじゃないですか。孤児院からお金をもらう(稼ぐ)と考えるからおかしくなってくるのです。
孤児院というたとえ話で話しているのでそのまま続けていきますが、Kさんは孤児院の規模が将来的に大きくなる可能性があるから今は我慢してでも働くという選択を考えていましたよね?
しかし、そもそも、孤児院が大きくなることはありません。
なぜなら、運営コストが増すからです。
孤児院のみならず、こういった社会的意義があるとされることは基本的に多くのコストを割けないため、ボランティアなどが使われることが多いです。
一言で言うのなら”お金がない”のです。そして、これからの将来も”お金がない”のです。お金がない人と取引をしようとしてもお金がないのですから払っていただけません。
なので、ビジネスのターゲットにすることは絶対にしてはいけないのです。
“やりがいとビジネスは分けること”
大切なことなので忘れないでください。
では、もう少し踏み込んで話をします。
「じゃあビジネスのターゲットはどんな人にすればいいの?」
という疑問が湧くと思いますよね?これは非常にシンプルです。
”お金がある人”です。
お金がある人と取引をしてください。
僕は地方で高齢者相手の事業をしていますが、多くの方から
「高齢者はお金がないから払えない」
というアドバイスをいただきます。
「需要はあるんだけどねぇ。でも、払うお金がないのよ」
このフレーズを一体何回聞いたことか(笑)
では、このアドバイスに対して僕はどう思っているかというと、
「そもそもターゲットが違うんだよな」
と思っています。高齢者は高齢者なのですが、
”お金のない”高齢者ではなく、
”お金のある”高齢者なのです。
そもそも、生活保護の方や年金では足りなくて働いているような人はターゲットに含みません。なぜなら、自分の生活で精一杯なのに便利屋に依頼することなど不可能だからです。
なので、どんなに説得をしても、どんなに興味を引いても、意味がないのです。
もし、これらの人に力になりたい、お役立ちしたいと望むのなら、NPOや行政に依頼するか自分が稼いで支援すればいいだけです。
繰り返しになりますが、
”お金がない人”をターゲットにすることは
絶対にやめましょう。
“やりがいとビジネスは分けること”
そして、
”稼いでからやりがいを追求すること”
が正しいです。
あなたもターゲットの選定を見誤らないようにしてくださいね。
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