(※本記事は2024年3月10日にメルマガで発行された内容のものです。最新の情報を受け取りたい方はこちらから)
本日は目標設定とRPGの話をします。
二つテーマがありますが、完全に別というわけではなく繋がっているので、流れで理解していただければと思います。
目標設定
目標設定と聞くと「ああ、知ってます」とシャッターを下ろされそうですが、今まで目標設定が苦手だった人は目標設定をバチっと決まり、目標達成までが”楽しく”なるのでぜひ最後まで聞いてください。
そもそも、どうして目標を達成できないか、というテーマですが、、、これは何が原因だと思いますか?
逆算できていないから?
目標が高すぎるから?
行動が足りてないから?
どうでしょうか?
考えれば無数に出てきそうですが、これらは根本的な原因ではありません。
根本的な原因は
”目標設定の立て方が間違っている”
のです。
「どういうことですか?長期目標の年間目標を決めて、中期目標の半年の目標を決めて、短期目標の月間目標を決めて、これを実現するために日々のタスクに落とし込んで行動するんじゃないんですか?」
もし、この回答が出てくるのなら、あなたはスペシャリスト(笑)
相当手帳を使ってきた人ですね。
なかなかこういう人は出てきませんがたまーにいるんですよね。プロが。
この質問の回答ですが、合っています。
合ってはいるのですが、大切なことが抜け落ちています。
そして、その抜け落ちていることがあるから目標の達成ができないのです。
ちなみに、僕も前世の頃は目標の達成がまったくできずに、それでもそれっぽい感じは出したくて、毎年フランクリン手帳という分厚い手帳を買っていました。
最初はいいんですよ。
びっちり書くんです。
しかし、大体3月くらいですかね。
だんだんと綺麗なノートになっていき、そのうち重たいという理由からバッグにも入れなくなって、最後は机の引き出しの奥でひっそりと待機させるという流れが完璧に出来上がっていました。
…にもかかわらず、今年こそはと思って、毎年手帳を買うという…。
フランクリン手帳って毎年1万くらいするので、結構お金がかかるのですが、毎年寄付だけしていました。
そんな僕が目標設定の間違いに気づいたのですが、何が根本的に間違っていたのか。
それは、”目標の前に目的があること”です。
目的があってはじめて、目標を立てることができるのです。
例えば、年収1000万を目標とします。
しかし、これだけではかなわないのは、年収1000万には色がないからです。
年収1000万は数字。
学校でいうテストの100点みたいなもの。
テストで100点とることは、クラスで称賛されるとか、お母さんに褒められるなどご褒美があるので頑張れるのですが、年収1000万は誰も褒めてくれません。
なので、達成しても自己満足で終わります。
…それ、頑張れないでしょ?
なので、目標設定がうまくいかないのです。
その前に目的として、
「ハワイに旅行にいく」
とします。
するとはじめて
「それっていくらかかる?」
と数字が出てくるのです。
航空機代、ホテル代、タクシー代、お土産代、、、これらの合算数値が目標です。(ここでは40万にしましょう)
すると今度は、
「じゃあいついく?」
となりますよね。
これが
「6ヶ月後」
となれば、6ヶ月後は期日になります。
よく目標設定は期日を決めろってやつですね。
ここまでして初めて、
目的:ハワイ旅行
目標(必要資金):40万円
期日:6ヶ月後
という目標が決まるのです。
まぁ、目標という堅苦しい言葉ではなく、ゲームと言っても良いです。
『6ヶ月後にハワイ旅行にいくために40万円を集めろゲーム』
になるわけです。
そして、ここから手段の話になります。
「どうやって40万円かき集めようか」
という部分ですね。
ここですぐビジネスと思う人もいますが、そう固く考えなくても大丈夫です。
40万円かき集めるアイデアを考えてみると、パッと思いついたものだけで
・バイトをかけもちする
・親に借りる
・友達に借りる
・副業する
・起業する
・消費者金融で借金する
・カードローンを使う
・クラウドファンディングをする
などが浮かびます。
そして、これらの手段の中でどれを実行するかを選択してからタスクに落とし込めるのです。
なので、別に手段を一つだけでなくて二つ以上でもいいんですよ。
ただ、例えば、親に借りるとなると、これは一度しか使えない期間限定の手段になるので、次回は使えない手段になります。
ではどうしたらいい?となったときにはじめて
「ビジネスが一番楽じゃないか?」
となって、ビジネス、つまり、副業や起業をした方がいいよねとなるわけです。
ゲームにすると目標というよりもワクワクしてきませんか?
そして、手段をビジネスとしたとき、そのビジネスの商品や集客経路などビジネスモデルが必要になります。
ここでは、3000円の洋服をオンラインで売るビジネスで考えてみましょうか。
ここで登場するのが目標設定をめっちゃ楽にしたChatGPT。
ChatGPTに以下のプロンプト(司令文)を入れてみましょう。
以下の条件で目標設定をしたいです。
出力方法は行と列でお願いします。
・目標:40万円
・商品単価:3000円
・商品成約率:1.5%
・SNSからECサイトへ遷移して販売する
※商品単価は利益計算とかはここでは除外しています。
※成約率1.5%は平均してこれくらいだとググったらでてきたので採用しました。
すると、ChatGPTからは、
目標販売数:133個
必要訪問者数:8889人
と返答がありました。
んー…どうも現実的ではないですね。
ここではSNSから集客と考えましたが、8889人はいきなりは難しいです。
そこで、今度は高価格帯の商品ラインナップを加えてみたりします。
ここでは割愛しますが、こういう流れをやっていくと、何人の人をECサイトへ流せばいいかがハッキリしてきます。
目的:ハワイ旅行
目標(必要資金):40万円
期日:6ヶ月後
手段:ECでアパレル販売
商品単価:3000円
必要個数:133個
必要訪問者数:8889
みたいな感じですね。(詳しくはChatGPTを使って試してみてください)
これをもっと細かく、細かくしていくと今すべきことがわかります。
そして、手段は別に複数でもいいので、知人に売ることやイベント出店して販売する選択肢も組み合わせて良いのです。
どうでしょうか?
ゲーム化したらなんだかやったるわい!って気持ちになってきましたか?
ちなみに、これは一人の場合よりも複数人でやるともっと楽しくなります。
「ねぇ、じゃあ私はここで売ってくるよ」
など役割がそれぞれ決まって、ゲームクリアのために奮闘するからですね。
そして、売上を定期的にシェアすることで、
「あとこれだけだ!」
となるわけです。
楽しくないわけありません。
なので、一人でやってもいいですが、チームでやるともっと楽しいよという話です。
RPG
タスクにまで落とし込むことができたら実際に行動をし始めるわけですが、ここでおもしろいことが起きます。
”物語”が動き出すのです。
例えば、副業・起業などのビジネスを手段として始めたとします。
すると、イベントがポコポコ起き出します。
それは、
『出会い』という形で現れたり、
『別れ』という形で現れたり、
『偶然』という形で現れたり、
『トラブル』という形で現れたり、
形はさまざまなのですが、とにかく今までおきなかったようなイベントが起き出すのです。
2023年の6月に僕がニウエに移住を計画して行動し始めたら、決済システムのアカウントがバンしたり、銀行口座が凍結したり、オークランド空港でホームレスになったり、いろいろありましたが、こういったものですね。
これらが起き出します。
予想もつかない事が起きるので、毎日休む間もないのですが、これらが起きているときは、ゲームが進行中の証拠。
先ほどのハワイ旅行の例で言えば、
目的:ハワイ旅行
目標(必要資金):40万円
期日:6ヶ月後
手段:ECでアパレル販売
商品単価:3000円
必要個数:133個
必要訪問者数:8889
このゲームが進行中なのです。
なので、タスクまで可視化して行動した結果、たくさんのイベントが起きてうぁぁぁぁぁぁぁってなっている人は、安心してください。
それもゲームの一部。
あなたの物語は進んでいて、
目的地へ確かに近づいているのです。
ただ、そのことに気がつかないので、
一人ぽっち孤独を耐えきれなくなって
諦めてしまう人が多いのですが、
それは絶対にやってはいけないこと。
まだ、ゲームは続いているのです。
なので、RPG(ロールプレイングゲーム)なんですよね。
RPGは勇者が魔王を倒すために最初の街を出るところから始まります。
僕たちも目的を持ったのなら、最初の街を出るところから始まるのです。
なので、道の途中で魔物が出てきたり、落とし穴に落ちたり、宝箱があったり、仲間が増えたりするのは当たり前。
トラブルがあったり出会いがあったりするのは当たり前なのです。
実際、僕はオークランドで詰みかけた時にエアビーでインド人のスミットと出会いましたしね。
そして、予想外の航空費でキャッシュが枯渇したときに、インスタでプチクラファンをしたらあったこともない方から応援していただたりと新しい出会いもありました。
クラファンなんて一度もやったことないのにです。
これらのイベントはまさにRPGですよね。
タスクを実行していくとあなたの物語が始まるのです。
ただ、一つだけ注意しなければならないことがあります。
それは、”必ず街の外で出ること”。
勇者が最初の街をでなければ魔王を倒すことができないように、
僕らも最初の街をでなければ、目的を達成することはないのです。
「そんな当たり前なこと、いちいち言わなくてもわかってますよ」
本当にそうでしょうか?
街を出るということはどういうことか。
それは、”非日常の世界へ行く”ということです。
例えば、ハワイ旅行が目的でECサイトでたくさんのアクセスを集める必要があると理解した結果、イベントをやるとか
SNSでキャンペーンをやるとか、たくさんの人が集まる場所へ行こうなどをタスクにしたとします。
これらを実行することは今までやったことがないことも含まれるでしょう。
非日常の世界です。
しかし、これをやる必要があるんですよ。
これをやらなければ、目的を達成することはできません。
目的を達成するためには、日常の世界、つまり、最初の街から出なければならないのです。
非日常の世界は、第三者としてみている分には楽しいんですよ。
映画とかまさにそうですし、他人のストーリーはおもしろい。
けれど、自分が非日常の世界に入ることは誰もが拒絶します。
何が起きるかこの先の顛末がわからないから恐怖するのです。
しかし、安心してください。
何度も言いますが、それもゲームのシナリオの一部。
とんでもない魔物(大事故)が現れて一撃でゲームオーバーさせてくる事はありえないのです。
なので、諦めなければ、必ず目的は達成できます。
諦めなかれば、必ず道は開けるのです。
僕は過去から今までそうでしたし、僕が指導してきた人も同じ経験をしています。
なので、楽しんで欲しいと思っています。
目的地までの途中、非日常の世界の中で毎日がイベント続きで、ハラハラドキドキしながら生きていくことを全力で楽しんで欲しいのです。
それは、あなただけの財産になります。
あなただけの物語なのです。
そして、あなただけの物語の進めた結果、手に入るお宝が”目的”なのです。
ここではハワイ旅行ですね。
なので、目標設定をする時にはまず目的をきちんと決めること。
そして、目的からタスクまでを具体的にして、タスクを実行するために非日常の世界へ行くこと。
これを忘れないでください。
繰り返しになりますが、これはゲーム。
目的達成ゲームです。
今週号の話であなたの目的が一つでも叶ったならぜひ感想を送ってくださいね。
楽しみにしています。
以上、目標設定とRPGを話しました。
(※本記事は2024年3月10日にメルマガで発行された内容のものです。最新の情報を受け取りたい方はこちらから)
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