今日はネットで商品を売る方法について話します。
ネット上で商品を売るには、リアルで売るよりも難しいです。
なぜならリアルの対面で売る時はコミュニケーションが取れるのに対し、ネット上ではコミュニケーションが取れないからです。
顔もわからない、どんな人かもわからない人に商品を売るのはなかなかハードルが高いです。
もちろん、zoomとかネットでも対面にすることができるだろというツッコミもあるかと思いますが、それは今回はカット。
なぜならそれは稼ぐことができても、永遠にそれをやるのかと言われたら疲弊しますし、なにより労働です。
ネットで商品を売ることの強みは自動化です。
自動化できることを目的とした時、zoomを使うことはNGなので、本記事では完全にネットで自分の手を煩わせることなく売る方法についてを話します。
信用があっても人はお金を払わない
まず最初に、人は信頼していないと商品を買いません。
信頼があるからお金を払うのです。これはネットもリアルも一緒ですよね。
そのため、信頼されなければいけないのですが、ここで大きな落とし穴があります。
それは信用と信頼は別だということです。
よく、
「実績があればお客さんは買ってくれるでしょ」
と思って実績をバーン！と掲載する人がいますが、これではまだ買ってくれません。
なぜなら実績は信用であり、信頼ではないからです。
何度も言いますが、人は信頼しなければお金を払いません。
では、信用と信頼は何が違うのかというと、信用は過去の評価であり、信頼は未来の評価という点です。
つまり、実績は
「へー、この人はすごい人なんだ」
と過去の評価をすることなので、それだけでは
「よし、この人にお願いしよう」
とはならないということですね。
これはあなたの過去の体験を振り返ればイメージしやすいのではないでしょうか？
なので、仰々しいくらい実績を並べたところで、お金を払ってくれないのです。実際にそういう人はいますよね？
僕たちは、
「よし、この人にお願いしよう」
と思ってもらわなければならないのです。
では、どうしたら信頼してもらえるかというと、それは信頼残高を貯めることです。
信頼残高というのは名著『７つの習慣』の中で記載されたものですが、信頼できるポイントが増えると銀行口座のように信頼が貯まっていくという考えです。
僕の場合、信用のコップという話で説明しています。
具体的には、人間はみんな信用のコップを持っていて、その中に信用が貯まってコップから信用が溢れると”信じ”て相手を”信頼”するよという考えです。
具体的なイメージはこんな感じです。
左の男性は大きなコップがあり、右の女性は小さいコップがありますよね。これが信用のコップです。
もちろん、これは考えなので僕らの近くに実在して存在しているわけではありません。ただ、誰もが見えない状態で持っています。
そしてこの中に”信用”が貯まっていってコップから溢れ出したらこの人は信用できるとなる原理です。
ポイントは、図の通り、コップのサイズは人によって大小バラバラだということ。
そのため、小さい人はすぐ信用のコップが溢れるので”信じやすい人”になります。騙されやすい人にもなってしまうので要注意な人です。
一方でコップが大きい人は信じにくい人です。なので、どれだけ信用される行動をしてもなかなか信じてくれません。
と信用のコップの考えはこんな感じです。イメージできるでしょうか？
おそらく身近の人で信用のコップが大きい人や小さい人が想像できるのではないかと思います。
そして、この信用のコップの中を満たすために多くの人が取る戦略が、何度も会う（ザイアンス効果）、身なりを整える、飲みにいく、など。
もちろんこれらは効果的ですし、この戦略を使って見込み客の信用のコップを満たせるのですが…
実はもっと一撃でコップを満たす方法があります。
この方法をすると、仮に飲み会を何度もいかなくても、身なりを整えなくても、そもそも会うことがなかったとしても、信用のコップをズドン！っと満たしてコップから溢れさせることができます。
それが、”実感を与えること”です。
実感を与えると、人は一撃で信用のコップの中を満たします。それこそ、信用のコップが小さい人であればその日に信じてお金を払います。
では実感とは何か？ここから実感について深く掘り下げていきたいと思います。
実感とは？
実感とは、実際に感じることでその名の通りなのですが、実は３種類あります。
３種類の実感
それが、成功体験、理解、リフレーミングです。
成功体験
は、教えてもらったことをやったらダイエットに成功した、などです。
余談ですが、成功体験をさせて実感させてからお金を一気に奪っていくのが詐欺師の常套手段です。
投資詐欺であれば、まずは100万円を預けて試してみてくださいという決まった勧誘フレーズからはじまり、2,3回儲けさせます。
そして4回目になったら「そろそろ本気で投資しませんか？」といって1000万を入れさせドロン、こういう感じですね。
2017年に清水建設が騙された大事件を覚えていますか？地面師の詐欺事件で清水建設は55億円をやられましたが、あれは半年間くらいかけて実感させつづけて企業を騙しました。
こうした事例から成功体験をさせることがどれだけ信用のコップを一撃で溢れさせるかイメージできるのではないでしょうか？
次に理解です。
理解
理解というのは”感情の共有”のことです。
人は理解されたい生き物です。一般的に承認欲求と呼ばれているマズローのご段階欲求の尊重の欲求のことですね。
この欲求があるため、他者に理解されたいのです。
けれど実際のところ、理解されている人はこの世界ではものすごく少ないです。
その理由は様々ですが、理解されている人が少ないことを裏付けることに
「私のことをわかってくれない！」
というフレーズがあります。
これは理解されていない、理解が不足していることから出てくる言葉です。
そのため、理解をされると信用のコップがズドン！と一気に増えます。
人が占い師にハマる理由も理解です。
誰にも本音で話せずに心にしまっていた悩みを占い師にそれっぽく言われたことで
「この人は本当の私のことをわかってくれる」
となってハマるのです。
もちろん信用のコップは人それぞれサイズが違うので、一回で溢れて信じる人もいれば、疑いながら何回かいって溢れる人もいるので様々ですが、理解がどれだけ強いパワーを持っているかイメージできたでしょうか？
リフレーミング
三つ目はリフレーミングです。
リフレーミングとはリ（もう一度）・フレーミング（枠をはめる）という意味ですが、簡潔にいうと新しい発見をすることです。
あなたは、「言われてみればそうだな」と納得したことはありませんか？
わかりやすいのはメンタリストのDAIGOさんです。
DAIGOさんはYouTubeの中でリフレーミングを多用しています。そしてリフレーミングをされた視聴者は「言われてみればそうだな。納得」と実感をした結果、概要欄にあるリンクをポチっとしてお金を払うのです。
普通、一度動画を見ただけでお金を払いますか？
そうです。リフレーミングは実感の一つで、一気に信用のコップをぶち上げて溢れさせる力を持っているのです。
以上の３種類の実感を使うことで相手から信頼され、はじめてお金を払おうとなる心理は理解できたでしょうか？
ポイントは信頼を得るには、有名かは関係がないということです。
たとえ、あなたが無名であったとしても、実感させることができれば、相手は信じます。
よく、SNSでよくみるインストラクターからヨガを教わることなく、地元で発信もしていない人を師事している人がいますが、それは実感しているからです。
お客さんは実感して信頼しているので、たとえ有名な人であっても浮気しないで師事し続けるのです。
まさに、SNSで有名という信用があっても信頼とは別だという例ですよね。
さて、ここまでで信頼されて商品を買ってもらうまでの流れは理解できました。
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